22年の世界半導体装置販売は3年連続で過去最高を更新 SEAJまとめ

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日本半導体製造装置協会(SEAJ)は13日、2022年の世界半導体製造装置販売額が前年比5%増の1,076億4千万ドル(約14兆2460億円)だったと発表した。3年連続で過去最高を更新したが、増加幅では21年の同44%増、20年の同19%増に比べて鈍化した。

(SEAJ,SEMI,SEMIジャパンのデータを基に当社作成)

SEAJと半導体の国際団体SEMIが協同で集計した。SEMIのプレジデント兼CEOのAjit Manocha(アジット・マノチャ)は「販売額が過去最高を記録したのはハイパフォーマンスコンピューティングや自動車などの主要エンドマーケットの長期的成長とイノベーションを支えるために生産能力を増強する業界の動きに起因している。さらに、この結果はパンデミック時に表面化した半導体サプライチェーンの制約を将来的に回避しようとする各国の投資と決意を反映している」とコメントした。

地域別では同5%減の282億7千万ドルとなった中国が3年連続で1位。2位には台湾が同8%増の268億2千万ドルで3位から浮上した。前年2位だった韓国は同14%減の215億1千万ドルで、3位に転落した。日本は同7%増の83億5千万ドルだった。地域別の成長率では、欧州が前年比で93%増、北米が38%増、その他地域が34%増と高い伸びを記録した。

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