大田区産業新振興協会（東京都大田区）は、「令和5年度 スタートアップ×大田区企業 ユナイト助成事業」の募集を始めた。同事業は、スタートアップ企業（登記から6カ月以上5年以内）が試作・開発の依頼・発注を大田区内の中小企業に対して行う場合に助成金を交付する。申請受付は予算の範囲内で随時募集しており、助成対象期間は交付通知を受けた日から2024年3月8日まで。
同事業を通じてスタートアップ企業が直面する試作上の困難性を中小製造業が集積する大田区内で解決し、「産業のまち大田」としての優位性を発信していく。さらにはスタートアップ企業が有する付加価値の高い案件を大田区内に多く呼び込むとともに、大田区内企業の受注増加・販路拡大や技術力の向上を図る。スタートアップ企業と大田区内企業を繋ぐ役割として、大田区産業振興協会が伴走支援を行う仕組みだ。
対象事業は、
① 新製品や高性能製品を製造する際の部品・パーツ、ユニット・装置の試作・製造又は設計・製作委託
② 高度技術やノウハウが要求される、ものづくりを伴う研究・開発の委託
③ 高度なソフトウェアの設計、開発委託等
④ ①から③に係る要件定義や相談・助言・コンサルティング業務の委託
①から④のいずれかに該当する事業で、大田区企業へ直接依頼・発注するものとし、見積りを徴収していることが条件となる。
大田区に登記するスタートアップ企業は助成限度額50万円で助成率は助成対象経費の1/2。大田区外に登記するスタートアップ企業の助成限度額50万円で、 助成率は助成対象経費の1/3。
問い合わせ・申し込みは、大田区産業振興協会 イノベーションセクション（03・3733・6294）へ。ホームページは、https://www.pio-ota.jp/news/2023/04/unite.html。