総務省は12日、2022年10月1日現在の総人口を発表した。総人口は1億2,494万7千人で、前年比55万6千人減（マイナス0.44％）となり、12年連続で減少となった。日本人人口は１億2,203万1千人で、前年に比べ75万人（マイナス0.61％）の減少となり、11年連続で減少幅が拡大した。男女別にみると、男性は37万1千人の減少、女性は35万9千人の減少となり、男性は18年連続、女性は14年連続の自然（死亡数と出生数の差）減少だった。
社会増減（流出数と流入数の差）は17万5千人の増加で、2年ぶりの増加となった。日本人・外国人の別にみると、日本人は1万6千人の減少で、2年連続の社会減少。外国人は19万1千人の増加で、2年ぶりの社会増加だった。新型コロナウイルスの入国制限が部分的に緩和されたことが背景にあるとみられる。
15歳未満人口は1,450万3千人（前年比28万2千人減）となり、割合は0.2ポイント低下の11.6％で過去最低。15～64歳人口は7,420万8千人（同29万6千人減）となり、割合は59.4％で過去最低であった前年と同率。
一方で、65歳以上人口は3,623万6千人（同2万2千人増）となり、割合は0.1ポイント上昇の29.0％で過去最高。75歳以上人口も1,936万4千人（同69万1千人増）となり、割合は0.6ポイント上昇の15.5％で過去最高だった。
都道府県別の人口増加は前年の減少から増加に転じた東京都のみで、ほか46道府県は減少した。沖縄県は日本に復帰した1972年以降で初めて人口減となった。
