オフィスの冷房温度は平均26.2度 帝国データバンク調べ

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帝国データバンクは13日に「夏の電力使用量の削減に関する企業アンケート」を発表した。自社で推奨する夏場のオフィスの冷房温度を尋ねたところ、「26度」とする企業が30.7%とトップ。次いで「27度」(22.9%)、「25度」(18.7%)、「28度」(15.1%)が並び、25~28度を推奨する企業が9割近くにのぼった。平均の冷房温度は、26.2度だった。

 

(出典:帝国データバンク)

電力需要の拡大見込まれる中、政府は東京電力管内で7月~8月に「無理のない範囲」での節電を呼び掛けている。また、大手電力7社は2023年6月1日の使用分から電気料金を値上げをしている。そんな中、企業はどのような節電対策を取っているのか。自社における電力使用量の削減および電気料金値上げへの対応策(検討含む)について聞いた問い(複数回答)では、「こまめな消灯」(67.4%)が7割近くにのぼった。次いで「クールビズの実践」(48.0%)やLEDなど「消費電力の少ない製品・設備の導入」(46.2%)が4割台で並び、「空調などの温度設定の見直し」(39.5%)、「オフィスの照明を落とす」(22.7%)が続いた。

(出典:帝国データバンク)

帝国データバンクは 「エネルギー価格の高騰は、物価上昇を加速させる大きな要因となり、各社各人の対応だけではその負担を吸収できないレベルに近づきつつある。引き続き節電努力は必要であるが、企業活動や国民生活を営む上で、安定的なエネルギー供給のみならずインフレ圧力の抑制につながる早急なインフラ整備が急がれる」と指摘している。

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