3回目の新型コロナワクチン接種、企業の多くは自治体での接種を推奨 帝国データバンク調べ

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 帝国データバンクは16日、新型コロナワクチンの3回目の接種に関して企業の取り組みについてアンケート結果(複数回答)を公表した。回答した企業の62.1%は各自の居住地での接種を推奨する結果となった。一方で、職域関連での接種を実施・検討する企業は、22.3%だった。

 同アンケートでは、3回目の新型コロナワクチン接種に関して自社の具体的な取り組み内容について尋ねたところ、6割超の企業で「各自の居住地(自治体)での接種を推奨」(62.1%)と回答。次いで自衛隊が行う大規模接種や行政が行う集団接種などを含む「大規模接種会場での接種を推奨」(21.0%)、商工会議所など「各中小企業団体が主催する共同接種に参加」(10.4%)が続いた。一方で、「取り組む予定はない」企業は22.2%だった。企業からは「1 回目・2 回目の接種は会社として各自接種を推奨したが、3 回目の接種に関しては推奨する予定はない。各自の意思に任せるつもり」といった声があがっていると紹介している。

調査のまとめでは、政府のワクチン接種への取り組み姿勢について、スピード感が欠如しているといった指摘もみられ、政府には、経済対策だけでなく迅速な感染対策も引き続き求められているとしている。

アンケートは2022年2月10-15日に行い、有効回答企業数は1842社だった。

3回目のワクチン接種に関する企業の取り組みアンケート | 株式会社 帝国データバンク[TDB]
3回目の新型コロナワクチン、約2割の企業で職域での接種を実施・検討ただし、企業の多くは自治体での接種を推奨
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